2012年3月25日
こんにちは。
またまた冷たい北風が吹く今日この頃、いかがおすごしですか?
3月はじめに投入したイカシバの様子を見に行ってきました。
イカシバとはアオリイカに卵を産ませるための産卵床のことです。
山で切ってきた木に土嚢袋をつけて海に沈めます。
漁協の青壮年部が毎年行っている事業です。
イカシバ一つ一つをチェックしてみましたが、残念ながら今年はまだ産み付けられていませんでした。
ちょくちょく通って、産卵シーンが撮れたらアップしたいと思います。
イカシバの近くにこのようなものがありました↓。
砂でできた太いウドンのようなものですが、見たことありますか?
正体は「ギボシムシ」というゴカイに似た、体調1mを越す生き物の「ウンコ」です。
ウンコと言っても、汚いものではありません。
砂の中の有機物を吸収して砂をきれいにしてくれています。
砂を掘ってみたことがあるのですが、どんどん潜っていくようで姿を見たことはありません。
琉球大学で海洋生物の研究している人に聞いたのですが、すぐに千切れてしまうので全体を捕まえるのは大変だそうです。
今、もっとも私の見てみたい生物のひとつです。
誰か一緒に穴掘りませんか?
水温20度 気温14~17度(冬に戻りました) 透明度20m(湾内)